我聞如是《が~も~んにょ~ぜ~》

    
      

~フェイクニュースの原因とは~

      

「フェイクニュース」を若者が信じるのは既存のメディアの質の低下によるものではないだろうか▼近頃、フェイクニュースという言葉が世間をにぎわしている。この言葉は文字通り「嘘の情報」を指すものであり、その情報は嘘であるにも関わらず、インターネットで拡散され続けている▼SNSは当然のことながら、SNSやインターネットの掲示板などを恣意的にまとめたアフィリエイトサイトなどによって拡散されている。また、最近では、嘘の情報の一次ソースとなる偽のニュースサイトまで登場している▼なぜフェイクニュースは流行の一途をたどっているのだろうか。若者のメディアリテラシーの低下に原因を求める声が専門家などから上がっている。だが、それは好ましい発想ではない。インターネットが高度に発達した現在、若者は能動的に情報を得ようとする。これは新聞やテレビなどのメディアから受動的に情報を得ていた旧世代の世論形成とは全く異なる形態だ▼インターネットの情報は氾濫を起こし、その中には正しい情報もあれば誤った情報もある。しかし、既存のメディアはおごっており、インターネットの情報はほとんど嘘で、最後には正しい情報を伝えている自分たちが勝つと思い込んでいる。それが誤りなのだ▼テレビではワイドショーを中心とした番組構成が一般的となり、ニュース番組も扇情的な方向に走る。新聞は年々部数を減らし、情報量も減少する一方だ。さらに、若者は能動的にそういった既存のメディアのあら探しをし、「既存のメディアはインターネットに劣っている」と判断するのだ。そうした結果、若者は公的メディアによるファクトチェックを行わなくなり、フェイクニュースにはまっていく▼若者が既存のメディアに見切りをつけてしまった今、これは情報を受け取る側の問題だけではなく、メディア全体の問題だといえる。既存のメディアがいかにして若者の関心をつかむかが今後の課題になっていくことだろう。

           
    

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