我聞如是《が~も~んにょ~ぜ~》

    
      

~終活・就活共に準備を~

      

「終活」という言葉をご存知だろうか。終活とは自身の人生の最期に向けて、生前から自ら計画し準備を進めていく活動のことである。肺カルチノイドを患い2012年に41歳でこの世を去った流通ジャーナリストでバラエティ番組にも出演経験のある金子哲雄さん。彼は生前、葬儀場から墓の手配、さらには仕出しの準備までを自ら行い、人生の最期を自身で計画したことで話題となった。また終活という言葉は同年、流行語大賞に選ばれた▼終活のメリットは、自身の最期をより良い形で終えられることだ。事前に家族と葬儀の形式はどのようにするのか、訃報の連絡は誰にすれば良いかなどについて話し合うことで、家族の負担も少なくなり、本人も納得のいく形で終えることができる▼ここまで終活について述べてきたが同じ「シュウカツ」という読みの言葉で本学学友にとって身近な言葉はやはり、「就活」だろう。就職活動、略して就活は大学生の場合、一概には言えないが、経団連に加盟している企業では3回生の3月に説明会が解禁され、4回生の6月から選考面接が始まる。説明会が解禁される前にもインターンシップや自分がどのような業種に向いているかの自己分析、さらに言えばアルバイトをして「社会を知る」という経験をする機会もある▼これらに共通して言えるのが、「計画と準備が全て」だということだ。就職活動の場合、説明会が解禁されてからようやく動き出すのでは遅いだろう。適正な業種への自己分析やインターンシップなどは自らが希望する就職先へのステップなのだ。その点を怠ってしまうと、最初の終活と同じく納得のいく形で終えることはできないと筆者は考える。メジャーリーグで活躍するイチローも日々の試合に対する準備を決して怠らない。その結果、数々の偉大な記録が残せているのだ▼終活と就活。意味は異なるが読みは同じこの二つの言葉に筆者は共通点を感じた。それは「準備と計画」の大切さである。

           
    

ご案内

      

×印をクリックすると画面が閉じます。

    

シェア

      

        

                   
      

    

龍谷大学新聞社トップページ 過去発行紙一覧 第624号(2017年10月号)