我聞如是《が~も~んにょ~ぜ~》

    
      

~SNSの脅威~

      

ネットって怖い。改めてそう考えさせられる話題が目に付いた。3月7日に開催された、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開幕戦、日本代表対キューバ代表戦にて騒動が起きた▼4回裏、日本代表選手が放ったホームラン性の打球を観客の少年がフェンスより手前でキャッチしてしまったのだ。ホームランだと思われた打球はビデオ判定により、二塁打扱いとなる▼これに加え、少年はキャッチしたボールと共に笑顔で写る画像をツイッターに投稿してしまう。少年による一連の行動に怒った一部の過激なネットユーザーは少年が投稿した画像を拡散するだけではなく、少年の名前、学校名、住所に至るまでのさまざまな真偽不明の情報を「特定した」としてネット上にアップした▼騒ぎはネット上だけにおさまらず、球場内にてリアルタイムで少年の様子を撮影してツイッターに投稿する人物まで現れる。この少年に関する行き過ぎた投稿合戦はさらに過熱し「炎上状態」になるが、その後日本代表がこの試合に勝利したことや、少年がキャッチしたボールを打った選手がスポーツ紙を通じて少年を擁護するコメントを発表したことから、次第に騒ぎは収まっていった▼今回の少年に関する情報はデマが大半だったそうだが、この「特定」という行為はSNSを使用している誰にとっても身近な脅威なのだ。例えば、自宅マンションのベランダで何気なく撮影してツイートした風景写真1枚からでも、その写真に何が写っているか、どれくらいの高さや角度から撮ったのかなどといった情報から、マンションだけでなくおおよその住んでいる部屋まで特定できてしまうという▼他人からの特定行為や炎上を避けるためにも、SNSのプロフィールに自分の個人情報を必要以上に書きすぎないことや、自宅周辺で撮った写真を載せすぎない、法律や社会的ルールに触れるような行為をにおわせる投稿をしないなど、普段から節度を持ってSNSを楽しむことが大切だろう。

           
    

ご案内

      

×印をクリックすると画面が閉じます。

    

シェア

      

        

                   
      

    

龍谷大学新聞社トップページ 過去発行紙一覧 第622号(2017年4月号)