花粉症が引き起こす

    
      

口腔アレルギー症候群とは

             

 春といえば何を連想するだろうか。おそらく、卒業や入学、お花見などを連想する人が多いと思う。しかし、その中でも「花粉症」という言葉を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。今日、日本人の三人に一人が花粉症を患っているといわれ、いわば国民病となっている。そんな今、知っておくべきアレルギーがある。それが「口腔アレルギー症候群」である。

      

 口腔アレルギー症候群は野菜やフルーツなどの食べ物を食べることによって唇に腫れ、舌やのどに痛み、かゆみ、不快感を起こす病気で重症の場合はアナフィラキシーショック(発症してから短時間で、じんましんや呼吸困難などの症状が出ること)などを起こすこともある。原因となる食材と花粉に共通する物質がアレルギーを起こすと考えられており、花粉症との関連が言われている。大人であれば、花粉症にかかった後に口腔アレルギー症候群を発症することが多く、花粉症の人には十分注意してもらいたい。逆に子どもの場合、同じ果物を多量に摂ることにより発症することが多いので、体に良いからと言って小さな子どもに果物ばかりを食べさせるのも考えものである。

      

 また、花粉と食材の種類の関係も分かっており、スギ花粉を持つ人であればトマト、ヨモギ花粉であればニンジンやリンゴ、キウイにアレルギーを持つことが多いと言われているので、自分がどの花粉症であるのかを知っているのであればぜひこちらも調べてみてほしい。検査、治療に関しては病院で血液検査や皮膚テストを受けられる。当てはまる食物があればその摂取は控えるようにすることが大切だ。

      

 花粉症の知名度が高い一方であまり知られていない口腔アレルギー症候群。少しでも思い当たる節があれば、注意してもらいたいと思う。

           
    

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