龍谷大学福祉フォーラム

    
      

子供の貧困を考える

      
        
          
                
  • 講演する村井琢哉さん

    講演する村井琢哉さん

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 12月3日、本学瀬田学舎8号館101教室にて龍谷大学福祉フォーラム2016「子どもの貧困問題に取り組む人たちを支える」が開催された。フォーラムは2部構成で進められ、第1部ではNPO法人山科醍醐こどものひろば理事長である村井琢哉氏が講演を行い、第2部では実際に子どもの貧困の解決に取り組んでいる3団体が普段の活動を紹介し、シンポジウムが行われた。

      

 第1部では、現代の子どもの現状や問題点、問題を解決するためのプロセスや注意点すべき点などが紹介された。平成27年度のいじめ件数は22万件を記録し、前年度に比べ3万6千件も増えている。また、ひとり親の子どもの貧困率は54・6パーセントにもおよぶ。このような数値を踏まえ村井氏は子どもの貧困問題に取り組む団体に対し、気持ちの強さだけで突き進むのではなく、自分たちが実際に取り組むことを想定し、目標を設定するために子どもを取り巻く状況を調べ、理想と現実を見極めることの重要さを語った。

      

 第2部では本学学友が中心となり活動している学習支援サークル「トワイライトホーム」や「NPO法人あめんど」の恒松睦美氏、「子どもの居場所 まんま」の田中裕子氏、またコーディネーターとして本学社会学部講師である三谷はるよ氏が招かれ、シンポジウムが行われた。後半部分ではトワイライトホームが子どもとの距離感や、メディア対応などについて語った。あめんどの恒松氏は専門的なアドバイスを得られる相談機関の不足、またそのような機関へのつなげ方の難しさを指摘し、子どもの居場所まんまでは誰のための活動なのかをはっきりさせる必要があると発言した。普段活動を共にしない団体が意見を交わすことで、聴講者も発表者も刺激を受けることができ、有意義なシンポジウムとなった。

           
    

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