第22回学外華道展

2年に一度の催し 「花との出合い」

  • 展示された合同作品

    展示された合同作品

11月26日、27日に池坊短期大学洗心館1階アートフォーラムにて、本学池坊華道部第22回学外華道展が開催された。この学外華道展は2年に一度行われ、今回は「花との出合い~一瞬の美しさ、今の美しさ、命の美しさを見つめる~」をテーマに、伝統を重んじながらも、サークル員の個性があふれた生け花が会場を彩った。訪れた人々は和やかな雰囲気の中、生けられた草花の美しく力強い姿を鑑賞した。

 池坊華道には立花、生花(しょうか)、自由花の3種類の様式がある。今回の会場にも3種類の様式の生け花がそれぞれ展示された。

 室町時代に成立した最も古い様式に立花がある。立花は多種多様な草花を用いて大自然の風景や、壮大な宇宙を表現するものである。展示された作品も、スイセン、ボケ、マツ、シダなどを用いて生けられ、ひときわ目を引き会場を彩った。

 生花は江戸時代中期に成立した様式であり、1種類から3種類の花材を用い、草木が地に根を張り生きる姿を表現する。細長い竹筒の上と下に生け口があり、洞窟や岩などの過酷な状況に見立て、力強く生きる花の姿を表現した二重生けの作品などが見られた。

 そして、戦後に定着した決められた型のない様式の自由花がある。会場には紙などの異質素材を用いた作品や、円が三つ連なってできた一風変わった花器に生けられた作品などが展示された。

 展示会場の中央には、サークル員の合同作品「冬の架け橋」が展示された。ポインセチアやアマゾンリリー、ヒイラギなどの冬の花を中心にさまざまな花が三つの花器に生けられ、それらの花器をアーチ状の茎や異質素材が繋ぎ、名前の通り架け橋を表現した。

 池坊華道部の指導に当たる洲崎静子さんは「華道は、住宅環境や人の気持ちが変わるので終わりがない」と話す。池坊華道部幹事長の藤田隆善さん(文3)は「みんなが楽しく生けられ、来場してくれた人も楽しい気持ちになる華展になったら良いと思いやってきた。みんなが思い思いにそれぞれの成果を上手く出せたと思う」と語った。

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