増加するトラブル
ネットの脅威

 昨年12月、行方不明となっていた三重県御浜町の女子中学生が高知市内で無事保護され、女子生徒と一緒にいた男が未成年者誘拐の疑いで逮捕された。女子生徒とその男が知り合ったのはインターネットのサイトだった。男は女子生徒に家出を唆し、11月18日に御浜町に来て連れ出したとされている。

 パソコンやスマホ、タブレットの普及に伴い、インターネットは私たちの生活に欠かせないものとなった。しかしその一方で、インターネットは御浜町の事件のような大きな事件もしばしば引き起こすようになっている。そして大学生によるネットトラブルも近年増加している。今回はその中でも事例が多いものを紹介する。

 まず紹介したいのがネットショッピングである。利用したことのある学友も多いのではないだろうか。ネットショッピングは自宅でも簡単に買い物ができ便利だが、実物が商品説明と異なることや、代金を払ったが商品が届かず、後日、サイトに記載されていた電話番号に電話をしてもつながらない、また、サイト自体なくなっているといったトラブルが起きている。こうしたトラブルを防ぐためにもネットショッピングをする際は信頼できるサイトであるか判断し、慎重に利用することが大切だ。

 また、近年多発しているものに架空請求詐欺というものがある。これは、サイトの利用など覚えのない契約の請求を手紙やメールで信じ込ませて金品をだまし取るというものである。以前は無視すればよかったが、最近では裁判所の手続きが悪用され、相手の主張が認められることがあるため裁判所への連絡など適切な対応が必要となり無視できない場合もある。

 物の売買やコミュニケーションなどさまざまなことが可能となったインターネットはとても便利なものとなった。その反面、危険性もあり、トラブルが起きやすくなってきている。そのことを理解した上で利用してほしい。

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