農学部開設記念
教授による講演会

 2月6日、本学響都ホール校友会館にて、「龍谷大学農学部開設記念特別講演会」が行われた。今回の講演会は2部構成となっており、第1部では本学農学部教授である伏木亨氏が「おいしさの科学―おいしさの感覚はどのような構造をしているのか」と題して、おいしさの構造を論じた。第2部では同じく本学農学部教授の遠藤隆氏が講師として招かれ、「低アレルゲン化小麦の育成」というテーマで講演を行った。

 最初に講演を行った伏木教授は、30年近くおいしさの構造について研究している。周りからはおいしさは解明できないという忠告を受けながらも、ここ数年でその重要さが分かったという。伏木教授はおいしさが食品そのものの中にはなく、人間が作り出した仮想的な感覚によりおいしさが現れてくると述べている。人間はおいしさを1秒以内に判断することができるということから味を生理、文化、情報、報酬といった4つの事柄だけでおいしさを感じ取っていると言及した。また講演の最後に伏木教授はおいしさを数式化するという目標を掲げ、さらなる研究意欲を示した。

 次に講演を行った遠藤教授は小麦に含まれるグルテンにより起こるアレルギー(セリアック病)を緩和、発症の予防を目的とし、主要アレルゲンを無くした低アレルゲン化小麦の育成を行っており、今回の講演ではその研究成果が語られた。そして最後にはセリアック病緩和実用品種の育成を3、4年で実現させると明言した。

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