スポーツコラム
《ハーフタイム》~Jリーグ、アジアのプレミアリーグへ~

 世界のトップリーグの一つであるイングランドプレミアリーグはこれから経済成長が見込めるアジアでのファン獲得のために動いている。プレミアリーグの代表的なビッグクラブとしては、日本代表の香川真司選手が在籍していたマンチェスター・ユナイテッドや元日本代表の稲本潤一選手が所属していたアーセナルFCなどが挙げられる。これらのクラブは収入がそれぞれ795億、560億と大きく、選手への給料も多い。世界のトップリーグに遅れをとらないよう、Jリーグでも新しい取り組みがなされている。

 2014年11月16日、Jリーグが15年度以降、実質的な外国資本企業のクラブ運営を認める方針であることが報じられた。また、Jリーグは15年7月21日に堀江貴文氏など5名とアドバイザー契約を締結したことを発表した。

 クラブの平均収入が約30億で頭打ちとなった現状を打破するためにこれらの施策でビッグクラブを育成し、マーケットを日本だけでなくアジアに広げ、リーグ全体の収入を増やすことが目的のようだ。さらにクラブが国内の企業に限らず、アジアの勢いのある企業とスポンサー契約を結ぶことで、アジア展開に大きな期待が持てる。

 しかし、これまでのような地域密着型のクラブ運営を好む人からは反対の声も上がっている。また、資金を投入するだけで恣意的にビッグクラブをつくりだすことができるのかという懸念もある。

 いずれにせよ、日本国内にビッグクラブができ、Jリーグがアジアのプレミアリーグといわれるようになると今以上に日本サッカー界が盛り上がるのは間違いない。今後もJリーグ、サッカー日本代表そしてサッカー協会の動向に注目していきたい。

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