世界の衣装をたずねて
文化や民族に触れる

  • 来館者の質問に答える市田氏【紙面掲載】

  • 会場の様子

 龍谷ミュージアムでは5月30日から7月20日にかけて、企画展「市田ひろみコレクション世界の衣装をたずねて」が開催されている。服飾評論家である市田ひろみ氏が世界各地から収集した民族衣装を展示しており、普段着である民族衣装や、婚礼において使用される衣装など貴重な資料が58点展示されている。市田ひろみ氏の数あるコレクションの中から、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南米などの衣装が展示されており、その土地の民族衣装からさまざまな文化に触れることができる。

 この企画展では、市田ひろみ氏本人によるギャラリートークが5月から7月にかけて数回開催されている。展示されているさまざまな衣装を一つ一つ詳しく説明するだけでなく、展示品を集めるために現地に訪れた際の話や、手に入れた経緯なども聞くことができる。

 5月31日に開催されたギャラリートークでは、初回ということもあり、多くの来館者が足を運んだ。展示の説明では、その土地の文化や時代によって、衣装に特徴があることについて述べた。天井ほどの高さのあるヨルダン・サルト地方の衣装カラカは、現在では使われておらず、使われていた当時は、体に巻き付け防寒具としての役割を持っていたことを現地で探し回った話と交えて説明した。ギャラリートークの最後には「今日来てくださった皆さんは世界旅行をしました。普段触れることのできない、さまざまな文化を味わっていただけたと思います。見てもらえた衣装たちが一番喜んでいます」と締めくくった。

 58点もの世界の衣装が並ぶ今回の企画展。日本にいてはわからない民族や、文化の多様性を実感することができる。本学学友は無料で入館できるため、世界の民族、文化に触れることで学びのきっかけになるだろう。

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