新入生向け特別企画2015
大学について知ろう 各学舎の特徴

2015年4月、新年度が始まるにあたって、晴れて本学学友に新たに加わった新入生や昨年度とは違う学舎での生活を始める学友もいるだろう。そこで、本学のことをより知ってもらい、大学生活を円滑に過ごしてもらうために、本学が抱える三つの学舎を紹介しよう。京都市内に2カ所、大津市内に1カ所ある学舎のうち、実際にどの学舎を拠点とするかは、所属する学部、回生によって異なる。大学生活の基幹となる三つの学舎の特徴を知ることで、充実した学生生活のきっかけとなる情報をこの記事からつかんでほしい。

深草学舎

深草・顕真館
荘厳な雰囲気を醸し出す顕真館

深草学舎は1960年に京都市伏見区の米軍駐屯地があった場所に開設された。文学部の一、二回生、経済学部、経営学部、法学部、政策学部、短期大学部、国際学部などが本学舎を拠点としており、1万人を超える学友が日々大学生活を送っている。

この学舎の特徴は、レンガタイル貼りのデザインだ。79年の紫英館の完成以後、現在のかたちとなった。また、本学舎の中心には芝生の広場と大型LEDモニターを備えたステージがある。普段は学友の憩いの場として利用されているが、昼休みには音楽系サークルの演奏や龍谷祭のイベントなどで利用されることもある。正門から朝の勤行やお逮夜法要などが開かれる顕真館に続く道には、夜になるとLEDの照明が光り、幻想的な雰囲気を醸し出す。

大学生活を過ごす上で欠かせない深草図書館では、約90万冊の蔵書があり、インターネットやDVDを見ることができる視聴覚資料も充実している。体育館はバスケットボールコート3面分の広さがあり、体育の授業やサークル活動などで使われている。

おすすめの食堂は3号館と22号館にある。3号館地下食堂ではオムライスや中華などのメニューに加え、学友たちが企画したメニューも定期的に販売されている。22号館地下食堂は午前8時15分から午後8時までと営業時間が長く、値段もリーズナブルかつメニューも豊富で栄養面での心配をすることもない。一人暮らしの学友には便利な食堂だ。

今年2月には1号館跡に、新しく和顔館が完成した。今までの建物とは異なり、ガラスの壁を多く用いたデザインになっている。館内には、一般の人でも利用できるカフェがある。

深草学舎は京都の中心から近く、交通の便もよい。また、快適な施設も多くあり、大学生活を充実させる手助けをするのは間違いないだろう。

大宮学舎

大宮・本館
本学大宮学舎本館

本学の発祥の地に存在し、三つの学舎の中で最も長い歴史を有するのがこの大宮学舎だ。1639年に西本願寺の学寮が開設されて以来、実に376年の歴史を歩んできた。現在、文学部の三回生以上と大学院文学研究科、実践真宗学研究科に所属する学友が主にここで勉学に励んでいる。

正門から入って正面に位置する威厳ある建物が本館で、本学舎のシンボル的存在だ。1879年に完成し、1階の展覧室では学芸員を目指す学友たちの展覧会なども開催される。この本館と正門、それを抜けて左手にある旧守衛所さらに本館の左右に位置する白亜の壁が印象的な北黌(ほっこう)と南黌(なんこう)も、同じく重要文化財に指定されている。これら歴史ある建物が清閑な雰囲気を醸し出すため、多くの映画やテレビドラマの撮影場所としても大宮学舎は使われている。

大宮図書館も、大宮学舎を語るうえで欠かせない存在である。人文科学系の図書を中心に約68万冊の蔵書がある。中でも真宗学、仏教学、史学、文学に関しては日本有数の質と量を誇る。『万葉集』の歌を題材によって再編集した平安末期の写本『類聚古集(るいじゅうこしゅう)』は国宝に指定されている。また、『解体新書』の初版本や大谷探検隊が持ち帰った歴史的資料など、貴重な史料を多く抱えているのも大きな特徴である。

この他にも近くには、境内が国の史跡に指定され、また世界文化遺産としても登録されている西本願寺がある。京都を代表する観光地の一つでもある。大宮学舎も西本願寺も京都駅から徒歩20分程なのでアクセスに困ることはない。本学を象徴する学舎のため、ぜひとも一度足を延ばしてほしい。

瀬田学舎

瀬田・1号館
学友でにぎわう瀬田学舎1号館

瀬田学舎は、大津市の「びわこ文化公園都市」に立地する。1989年に理工学部と社会学部の新設に伴い開設された。阪神甲子園球場5個分以上の敷地を有するこの学舎には、理工学部、社会学部、理工学研究科、社会学研究科に加え、今年度より新設された農学部の学友が通う。

噴水の前にそびえる1号館を中心に、2号館から9号館が並ぶ。さらに、食堂の入る青雲館や青志館、学園祭でライブも開催されるドーム型多目的練習場SETA DOME、部活動のクラブハウスが集まる青朋館、野球場、多目的グラウンド、図書館など多くの施設がある。

9号館は農学部開設に伴い建設されたばかりの校舎だ。農学部ならではの学びを提供するため、植物培養室や調理実習室、温室など最新設備が整う。

緑色の外観で目を引く、擬洋風建築である樹心館は、大宮学舎本館や深草学舎顕真館と並ぶ本学の礼拝堂だ。樹心館は、大阪南警察署として1885年に建設された。2度の移築を経後、礼拝堂として94年に現在の位置へ3度目の移築がなされた。3月13日には文化庁文化審議会にて登録有形文化財に登録するよう、文部科学大臣へ答申がなされた伝統ある建物である。各学舎の礼拝施設同様、朝の勤行などが行われる他、仏前結婚式も挙げることができる。

本学舎にはグラウンドなどの広い敷地を生かした施設も数多く、部活動などの課外活動で学舎間を移動する学友も多い。深草学舎へは、路線バスで約10分の瀬田駅からJRを利用するか、所要時間約40分のスクールバスの利用となる。このバスは課外活動で学舎間移動をする人を優先するため、課外活動以外での利用者は混雑時に乗車ができない場合もある。

他学舎と比べ敷地の広い瀬田学舎。自然も豊かで、伸び伸びと充実したキャンパスライフを送ってほしい。

番外編 仏教総合博物館・龍谷ミュージアム

龍谷ミュージアム
特徴的な簾の掛かる外観

大宮学舎から徒歩約5分、堀川通を隔てて西本願寺の向かい側に、簾の掛かったようなコンクリート造りの建物がある。西本願寺門前町の周辺景観にも配慮しつつ、存在感を放つこの建物は、創立370周年を記念して本学が2011年に開設した龍谷ミュージアムだ。

年3回の平常展に加え、年数回の特別展や企画展が行われている。本学学友であれば、仏教の思想の時間に誰しもが訪れる場所だ。

平常展では「仏教の誕生や広がりをたどる」というコンセプトを元に、2階では「アジアの仏教」について、3階では「日本の仏教」について展示をする。浄土真宗のことはもちろん、仏教各宗派や教えの違いなどについても展示を行う仏教総合博物館としての顔も見せる。

特別展や企画展では、本学内外の調査や研究の成果を展示する。過去には、本願寺第22代宗主大谷光瑞が建てた別邸二楽荘や、仏教やシルクロードに関連した作品を数多く残した日本画家の平山郁夫をテーマにするなど、多様な分野の展覧会を行っている。現在開催中の特別展は「聖護院門跡の名宝~修験道と華麗なる障壁画~」だ。5月10日までの会期中、聖護院や本山修験宗に伝来する約140点の資料を公開している。

平常展の入館料は大人500円、シニア・大学生400円、高校生300円、中学生以下無料。特別展や企画展は展覧会ごとに異なる。本学学友は学生証を提示することで特別展なども含め何度でも入館無料だ。なお、特別展や企画展の開催中は、平常展を開催していない。また、レポート作成のために展示室でメモを取る学友もいると思うが、鉛筆のみ利用ができるので、事前に用意していくことが必須だ。

ご案内

×印をクリックすると画面が閉じます。

シェア

龍谷大学新聞社トップページ 過去発行紙一覧 第612号(2015年4月号)