年末年始の過ごし方
世界の風習から

おせち料理
日本の風習であるおせち料理

今月12月の異名は師走だ。語源は年末年始にかけて僧侶が経を読むため東西を忙しく走るためという説がある。現在でも大晦日から元日にかけて寺社に参詣することなどが広く行われている。

寺社参詣だけでなく日本では、大晦日には大掃除、年越しそば、元日は早起きし、初日の出を見る、おせち料理を食べるなどといった風習がある。最近では正月休みを利用し旅行に出かける人もいる。では、諸外国ではどのように年末年始を過ごすのだろうか。一風変わった世界の風習を紹介しよう。

ヨーロッパの小国でバルト三国の一角を成すエストニア共和国(以下エストニア)では年越しに7回食事をする。これはエストニアでは、7が幸福をもたらす数字とされていることに由来する。エストニアは宗教的にはキリスト教文化圏に属するものの、宗教を否定する共産主義を掲げるソビエト連邦の一部であったこともあり、国民はキリスト教に熱心でない。

日本の隣国はどうであろうか。韓国では、新年を「ソルラル」と呼び、薄い餅の入った「トック」という辛い特別なスープを食べる。これを食べると、一つ歳をとると言われている。また、韓国では、正月と旧正月の二回祝いをする。

また、南米エクアドルにも変わった風習がある。大晦日になると、人々は、等身大の人形を焼くという。これによって一年の穢れを払う。加えて、男性は女装して街を練り歩くという。

変わった風習は北欧のデンマークにもある。大晦日になると友人の家の玄関に皿などの食器類を投げつける。日本で行えば、嫌がらせだが、デンマークではそうではない。投げつけられた食器の量が多い人ほど人気があるらしい。くれぐれも日本では行わないでいただきたい。

以上、ほんの一部ではあるが、世界各国の年末年始について紹介した。興味持っていただけたら、ぜひ世界の年末年始について調べてほしい。

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