我聞如是

TwitterやLINE、Facebookなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下SNS)の流行が、スマートフォンの普及とともに進んでいる。その波は小中学生の間にも広がっているという。親が習い事に通っている子どもと連絡する手段としてはもちろん、野球などのクラブ活動の連絡網をLINEで代替している所もあり、SNSが必要不可欠となっているケースは多い。しかし、小中学生のSNSの利用方法には問題があると、マスコミでは時々報道される。最近よく見かける事例としては、LINEによる「いじめ」が挙げられる▼一般的に、基本的なコミュニケーション能力や、インターネットの危険性への十分な理解がSNSの利用には必要とされる。しかし、それらの能力が十分でない低年齢層がSNSを利用すると、どうしてもトラブルが生じてしまう▼教育現場でのSNSにまつわる問題は、現在では数えきれないほど起こっている。ただ、その問題のすべてが生徒の間だけで起 こっているというわけではない▼今年7月、神戸のある中学校で二泊三日の校外学習が行われた。その際、生活指導を担当する男性教師が、宿泊先でペットボトルを使いサッカーをした生徒らを30分間正座させた。そして、その様子を撮影し、Facebook にアップロードしたという。その後、投稿された写真をたまたま別の生徒が見つけ、問題が発覚した▼本来なら、教師は生徒にSNSなどの使い方を注意するべき存在である。それにもかかわらず、世間から注意されるようなSNSの使い方をしていても良いのだろうか。もし、生徒が教師の投稿を見つけることなく、そのまま放置されていたらと考えると、学校教育にも不安が募る▼これからも、教育現場でのSNSにまつわる問題はますます増えていきそうだ。生徒に教育を行う立場として、しっかりと自覚を持って普段から業務に取り組んでほしい。そうした上で、SNSと付き合う際の適切な距離を見つけてほしいものだ。

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