《ハーフタイム》
~大相撲11月場所~

11月9日に初日を迎え、23日に千秋楽である大相撲十一月場所が福岡国際センターで行われる。八百長問題に加え、一部の部屋内においては暴行事件が起こり、これらの問題から、一時は相撲離れが顕在化していた。しかしながら、ここ最近は相撲人気がよみがえってきている。特に、女性ファンの獲得に成功している。

今年9月の秋場所では、モンゴルからやってきた怪物と称される湊部屋逸ノ城が13勝2敗と新入幕を飾った。彼の育ったところがモンゴルのゲルであったことでも注目を集めた。2敗のうち、1敗は伊勢ノ海部屋の勢に敗れ、もう1敗は宮城野部屋の横綱白鵬に敗れた。白鵬に勝って優勝していれば、100年ぶりの記録であった。

秋場所で逸ノ城を抑えたひとり、勢は大阪出身で日本人力士として期待されている。番付は小結であり、境川部屋で大関の豪栄道と比較されたりする。ちなみに、豪栄道は小学1年生のとき、地元同級生の中で威張っていたため、家族が「相撲大会で大きい子にやっつけてもらおう」と市の大会に出場させたところ優勝してしまい、それ以来相撲の虜になったという。大阪出身の大関は44年ぶりで、伝達式では、「謹んでお受けいたします。これからも大和魂を貫いて参ります」と答えたのが有名だ。母は大関昇進が確実となった豪栄道について「ガキ大将がそのまま大人になった」と語る。

日本人力士の活躍にも期待したいところであるが、モンゴル人力士の強さは際立っている。また、しばらくは怪物人気も続きそうだ。白鵬との優勝決定戦では満員御礼の幕が掲げられ、先に井筒部屋の横綱鶴竜が負け越し、相撲界の威信にかけて白鵬は立ち合い、上手を許さず圧倒的な強さを思い知らせた。他にも、ベテラン40歳の旭天鵬やエジプトからやってきた大砂嵐など、面白い力士がそろっている。今後に要注目だ。

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