素敵なひと時を
四条カフェめぐり

  • フランソア喫茶店

    フランソア喫茶店の店内

 京都には数多くのカフェが存在する。趣深いものから現代風なものまで、さまざまだ。その中でも今回は四条周辺にあるお店を紹介する。

 一軒目は「OMO Café」だ。この店は食品の卸問屋を営んでいた京町屋を改装して営業している。部屋として使われていた部分を座席として使用するだけでなく、蔵の部分までもが個室として利用可能だ。防空壕があった場所はガラス張りになっており、中にオブジェを置くことで上手にインテリアとして昇華している。また、かつて風呂があった場所は坪庭として生まれ変わった。手軽に町屋を楽しめるカフェとなっている。

 次に「timepiece cafe」を紹介する。ここは小さなビルの3階と4階にある隠れ家的なカフェである。先程紹介したカフェとは対照的に、現代的な建物の中に、北欧ヴィンテージ家具が調和し、落ち着いた雰囲気を醸す。一方でDJイベントやライブも行われるなど、異なった一面も兼ね備えている。

 最後に「フランソア喫茶室」を取り上げる。昭和9年に開店し、画家フランソアミレーにあやかり名付けられた。内装はイタリアバロック様式で、豪華客船のホールをイメージしてある。ドアを開け、店内に入った瞬間から違う世界に来たような雰囲気に包まれる。ステンドグラスの窓や、赤いビロード製の椅子が置いてあり、社交界に来たような気分になる。戦時中は、反戦や前衛的な芸術を議論する場となっていたという。戦後も、この昭和の香り漂う喫茶室に多くの文化人が通っていた。

 三軒しか紹介出来なかったが、ここに限らず個性的なカフェはたくさんある。自分に合ったカフェを探してみてはいかがだろうか。

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