第4回心の講座
シルクロードをたどって

  • 龍谷ミュージアム館長

    講演を行う入澤氏

 9月27日13時より、龍谷大学響都ホール校友会館にて、本学校友会設立115周年ならびに校友会館設立記念事業として、「心の講座」第4回プログラムが行われた。本講演は2講行われ、第1講では、龍谷ミュージアム館長の入澤崇氏が、続く第2講では元宝塚歌劇団で琵琶演奏家の上原まり氏が登壇した。

 入澤氏は1955年に広島県で生まれ、86年に本学大学院文学研究科博士課程を修了後、同学部専任講師を務めた。03年には中国新疆ウイグル自治区トルファンのベゼクリク石窟の壁画復元に従事した。

 上原氏は筑前琵琶旭会総師範の二世、柴田旭堂の一人娘として誕生した。幼いころから琵琶に親しみ「柴田旭艶」の名を持つ。66年、宝塚音楽学校に入学後、第54期生として『ベルサイユのばら』のマリー・アントワネット役などで活躍した。入澤氏は、「私は宝塚の大ファンであり、憧れの上原さんと話ができて浮き足立っている」と語った。

 第1講で入澤氏は、「慈悲の心を運んだシルクロード」というテーマのもと、西アジアから中央アジアなどの各地での研究を話した。大谷探検隊の軌跡をたどりながら、仏教がここまで大きく広まったのは、異文化の融合や、権力者たちの円滑な地域支配の整合性を高めるためだ、と語った。アショーカ王の碑文を紹介する際、政治とは人民のために力を尽くすもので、借金をしてそれを返すものである、と現代でも通じる話をした。

 第2講では、上原氏の琵琶による平家物語の弾き語りが行われた。琵琶もまた、シルクロードを通って伝わってきたものだ、とゆえんを語った。朗読の後は、オーケストラにのせた『まほろば』という曲を演奏し、会場を和ませた。

ご案内

×印をクリックすると画面が閉じます。

シェア

龍谷大学新聞社トップページ 過去記事一覧 第609号(2014年10月号)