大宮図書館特別展観
歴代宗主の高い向学心 ~学問への関心と情熱~

 毎年、本学大宮図書館が10月に開いている特別展観が、今年は2日から10日にかけて、本学大宮本館にて開催された。今年は「本願寺宗主の向学」と題し、歴代本願寺宗主の学門および教養の関心を取り上げたものであった。大宮本館の荘厳な雰囲気の下で、教学の歴史と情熱を感じられる催しとなった。

 今回の特別展観で中心となったのは「写字台文庫」と呼ばれるものである。これは、本願寺第二十代宗主広如上人によって、10年の歳月をかけて整理され、名付けられた、本願寺歴代宗主の蔵書の総称である。その大半となる約三万冊は、第二十一代宗主明如上人の決断により、大宮図書館に移管されている。

 書籍のジャンルは幅広い。仏典のみならず、文学、医学、地理学、さらには茶道、華道、将棋におよぶまで、実に多様性に富んでいる。ここから、歴代宗主が深い教養や高い向学の念を抱きながら、法統を継承してきた歴史を垣間見ることができる。

 大宮図書館事務部の大木彰さんは、今年の内容について「今年は龍谷教学会議第50回記念大会の開催を記念して、『写字台文庫』を中心にして、本願寺に添ったものにした。歴代の門主の学問の多様性を知ってもらう機会になってもらえたら」と語った。また、今回に限らず大宮図書館に所蔵されている史料を展観する意義について「貴重書は手続きをしないと見ることができないため、どういう史料があるか知りづらい。この特別展観という機会に、どういう史料があるかを知って、そこから何かしらの興味を持っていただけたら」と述べた。

 この学問的伝統は、深い教養と、学問に対するに情熱に裏打ちされたものである。高い向学の志を持ち、日頃の勉学に励むことは、決して難しいことではないはずである。

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